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今回のテーマは「くも膜下出血」です。


くも膜下出血は、脳卒中の一つでして、脳梗塞、脳出血の次に多いとされています。


毎年30000人以上の方がくも膜下出血によって命を落としています。それも発症する約7割が女性とされています。


ある日突然起こるので、起こったらすぐに救急車を呼ばなければなりません。ですので、冷静に対応するためにも、正しい知識がどうしても必要になります。


ということで今回ご紹介するのは、くも膜下出血についてです。先に下にある『吉田たかよし先生』の動画を参考にご覧いただければと思います。





くも膜下出血の原因とは?


くも膜下出血は大変怖い病気で、発症した3分の1の人が命を落としています。


年代別で見ると40代から50代に多く、女性の割合が非常に多いのが特徴です。


頭蓋骨と脳の間には下図にありますとおり「硬膜」、「くも膜」、「軟膜」という三つの膜があり、くも膜と軟膜の間にあるくも膜下腔という部分に出血を起こす病気です。


くも膜下出血の原因についてですが、我々日本人の場合、8〜9割は、血管にコブのようなものが出来る「動脈瘤」が破裂してしまうことによって起こります。


しかし、動脈瘤が出来てしまう原因については今だに明らかになっていません。


くも膜の下に太い血管が通っているのですが、この血管が枝分かれしている部分に動脈瘤ができやすいうえに破裂しやすいとされているので、ある日突然一気にきます。


くも膜下出血の症状についてですが、突然バットで殴られたような頭痛に襲われます。激しく嘔吐したり、激しいめまいに襲われ、意識を失うなどが多く見られます。




くも膜下出血の治療


くも膜下出血の死亡率は非常に高く、救急車で搬送されている間に亡くなるケースも多く、運良く病院に辿り着いたとしても、手の施しようがないケースも少なくありません。


救急車でくも膜下出血を発症した患者さんが搬送されて来たら、一命を取りとめるために一分一秒を争うわけですが、まず血圧など全身管理を行いながら検査を進めていきます。


また、くも膜下出血は死亡率が高いうえに後遺症が残るケースも少なくありません。


くも膜下出血の治療についてですが、開頭クリッピング術、脳動脈コイル塞栓術の二つが代表的なくも膜下出血の治療法で、両方共非常に難易度の高い手術とされています。


開頭クリッピング術は、「脳動脈瘤」を根本からクリップで挟み、破裂や出血を止めます。非常に難易度の高い手術であるため、医師による技術格差が大きい点も問題です。




くも膜下出血を予防するには?


くも膜下出血を発症させないためにも、40代に入ったら予防が非常に重要になります。最近は脳ドックで脳の血管を調べることが検査で簡単にできるようになりました。


脳ドックは健康保険が適用されないので、費用(4万円から10万円程度)がそれなりにかかってしまいますが、命は大切なので定期的に受けられることをおすすめします。


MRIなどの検査で脳動脈瘤が見つかった場合、さらに精密検査を行います。


それにより、どのような形か、破裂しそうかどうか調べ、今にも破裂しそうな状態にある場合は手術を行ないます。医療が進化したことにより、助かる確率は高まってます。


また、くも膜下出血を予防するうえで、これまでの生活習慣を見直すことも非常に大切です。





参照動画:吉田たかよし先生

「「血圧を下げる薬」【吉田たかよし】90秒でわかる 医学解説その7」