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老化は足から
 
 
「老化は足から」と呼ばれていることはご存知ですか?
 
 
足は健康に関わる大事な場所です。人間の体重の40%以上は筋肉であり、その筋肉の70%は下半身に存在すると言われています。
 
 
足は心臓から最も遠いところにあるので、心臓の働きだけでは血液が十分に届かない為、そんな足(下半身)が衰えるとそれが引き金になって起こる病気があるというのです。
 
 
ということで今回は、足(下半身)が衰えるとそれが引き金になって起こる病気について、ご紹介させていただきます。
 
 
  
  

 
足(下半身)が衰えるとそれが引き金になって起こる病気
 
 
糖尿病
 
 
下半身の筋肉量低下で高血糖状態となり、糖尿病が発症する可能性が高くなるというのです。
 
 
下半身の筋肉量が減少すると筋肉内における血中糖分の利用・燃焼が減り血液中に燃え残った糖が、たくさん残存することによって糖尿病を発症してしまうそうです。
 
 
 
認知症
 
 
これまで脳の神経細胞は、年齢とともに減少するので脳は萎縮する一方と考えられてきました。
 
 
ところが最近の研究では、歩いたり走ったりして足を動かすと脳への血流が増え脳の運動野の神経細胞が増加することが分かってきたのです。脳の神経細胞が活発化すれば筋肉を動かす機能が高まります。
 
 
つまり、足を動かすことは、体の老化や脳の衰えとも深く関わっているのです。
 
 
 
高血圧・脳卒中・心筋梗塞
 
 
下半身の筋肉量が減少すると下半身に存在していた血液が上半身に移動しはじめ、上半身の血液量が多くなり血圧が上昇してしまいます。
 
 
これが高血圧、脳卒中、心筋梗塞の原因となるのです。
 
 
 
内臓の力が低下
 
 
下半身の筋肉量低下で腰より下に収まっている内臓の力が低下します。
 
 
腰より下に収まっている内臓とは、腎臓、副腎、泌尿・生殖器で、こうした臓器の力・機能は下半身の筋肉量低下と比例するので、筋肉量を晴らしてはいけないのですね。
 
 
 
更年期障害
 
 
女性の更年期障害も下半身の筋肉量低下が原因の一つだそうです。
 
 
女性が下半身の筋肉量低下になると、子宮、卵巣への血行が悪くなり、女性ホルモンの生産・分泌も少なくなって、更年期障害とされる種々の症状が起こるそうです。
 
 
 
ひざ痛
 
 
筋肉は人体最大の発熱臓器なので、下半身の筋肉量減少により下半身が冷えて腰痛やひざ痛になってしまいます。
 
 
 
転倒・骨折
 
 
下半身の筋肉量低下で、転倒骨折の確率が4倍になってしまうそうです。
 
 
転倒骨折は寝たきりになるケースが一番多く、年間10万人とされる患者の治療費は2000億円に上るのだそう。
 
 
転倒骨折の原因は、下半身の筋肉量低下と体のバランス能力(=筋力)低下です。また、歩くスピードが遅くなると転倒の確率が4倍にあるそうです。
 
 
 
2週間の安静で筋肉の2割が萎縮する!?
 
 
入院したことがある方はお分かりかと思いますが、たった数週間で、見る見るうちにふくらはぎの筋肉がプヨプヨになった経験はありませんか。
 
 
絶対安静の状態で筋収縮が行われないと、1週間で10%から15%の筋力低下が起こると言われています。
 
 
高齢者では2週間の床上安静でさえ下肢の筋肉が2割も萎縮するともいわれています。
 
 
ですので、過度に安静にしたりあまり体を動かさなくなると、筋肉が瘦せおとろえたり関節の動きが悪くなります。
 
 
そしてこのことが、さらに活動性を低下させることになり悪循環をきたして、ますます全身の身体機能に悪影響をもたらし、最悪な状態では寝たきりとなってしまうことがあります。
 
 
 
筋肉は血液の循環を助けている
 
 
全身の血液を送り出し、体の隅々の血液を心臓に引き戻す力を助けているのが筋肉なので、筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで、筋肉内を走る血管も収縮と拡張を繰り返し血流が良くなるのです。
 
 
 
ふくらはぎを揉むと血管が若返り病気になりにくい
 
 
ふくらはぎを揉むことでふくらはぎのポンプ機能を促進して、下肢に滞っている血液を心臓の方へ送り込みます。いつでもどこでも空いた時間にできるメリットもあります。
 
 
 
出典:chビビットさん
 
画像:wikiHow
 
 

 




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