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大腸を老けさせないキムチ
 
 
現在、女性の死因の第1は大腸がんと言われていますが、大腸が老けると免疫力が低下し、風邪や感染症にかかりやすくなります。
 
 
今や、私たちの食卓に欠かせないキムチ、私もよく食べるのですが、キムチの一番の効果は、大腸を老けさせないということだそうです。
 
 
ということで今回は、先日の「林先生の今でしょ!講座」で放送された、キムチの健康パワーについて、ご紹介させていただきます。
 
 
教えてくれたのは、お茶の水健康長寿クリニック院長、白澤卓二先生です。
 
 
 
 

 
日本で一番作られている漬物はキムチ
 
 
今の日本の漬物の生産量は、キムチがなんと19年連続1位です。他の漬物に比べて優れている点が沢山あるそうです。
 
 
キムチの本場と言えば韓国ですが、2017年に衝撃的な論文がイギリスの医学誌に発表によると、韓国人の女性の平均余命が2030年までに90歳を超える(世界最高)可能性があるという論文だったようです。
 
 
キムチパワーが伸びに関係しているのかもしれませんね。
 
 
 
健康長寿の方々のキムチの食べ方は?
(茨城県の八千代町で調査)
 
 
★キムチのスープ
 
えのき・しめじ・人参の中にたっぷりとキムチを入れたスープに、卵を割って入れる。仕上げにキムチをトッピング。
 
<ポイント>
キムチ&きのこで大腸に良い効果が期待できる!
 
 
 
★キムチチヂミ
 
チヂミにキムチを入れて混ぜて焼くだけ。味付けはナシ。
 
 
 
★キムチ納豆
 
キムチと納豆を混ぜるだけ。
 
 
 
★エビとキムチの春巻
 
春巻きの皮に大葉→エビ→キムチをのせて、焦げないように低温の油でエビに火が通るまでじっくり揚げる。
 
 
 
★豚キムチ

★しらすをのせたキムチチャーハン
 
 
 
キムチの定義とは?
 
 
キムチ作りの工程@
野菜を塩漬けにする
 
 
キムチ作りの工程A
唐辛子・にんにく・魚醤・塩辛などを混ぜ薬味を作る
 
 
キムチ作りの工程B
塩漬けした野菜に薬味をつけ数日発酵させる
 
 
 
大腸がんが増えた要因の一つが食事の欧米化です。腸内環境も悪化してきているそうです。
 
 
大腸の働きは消化された食物の水分を吸収し便を作ります。根本的に大腸がんの発症を抑えていくためには腸内環境を良くしていく必要があるわけですが、そこでドクターも注目している一押しの食べ物が、このキムチです。
 
 
 
キムチの乳酸菌が腸内の善玉菌を増やし大腸を老けさせない!
 
 
乳酸菌の中には
 
●動物乳酸菌
●植物乳酸菌

 
の2種類がありますが、ヨーグルトというのは動物性で、キムチは植物性です。
 
 
人の腸内にはたくさん細菌がいるのですが、分離すると
 
●善玉菌:体に良い働きをする
●悪玉菌:体に悪い働きをする
●日和見菌:善玉菌、悪玉菌のうち、優勢な菌に加勢する特徴がある

 
が一定の割合で存在しています。
 
 
ですので、キムチを食べて善玉菌を増やせば、日和見菌も味方してくれるというわけです。
 
 
 
では理想的な腸内細菌のバランスはというと?
 
善玉菌:悪玉菌:日和見菌
 2 : 1 :  7

 
 
 
キムチに含まれる乳酸菌の数とは?
 
 
実は野菜がキムチになると乳酸菌が圧倒的に増えるそうです。
 
 
野菜には少量しか乳酸菌が含まれていないそうですが、発行することによって爆発的に乳酸菌が増えるんです。
 
 
乳酸菌量は...
漬ける前の白菜:ほぼ含まれない
キムチ1g:1億個以上

 
キムチにすることで乳酸菌が1億個以上に!すごい違いですよね!
 
 
 
ちなみに、キムチとヨーグルトで乳酸菌量を比べてみると...
 
キムチ1g:ヨーグルト1g
約1億個 :約6千万個

 
ですが、数だけの問題じゃなくて、生きて腸に届く率は、ヨーグルトの動物乳酸菌よりもキムチの植物乳酸菌の方が確率は高いので、キムチの乳酸菌は生きたまま腸に届きやすいそうです。
 
 
 
生きた乳酸菌は腸で何をするの?
 
 
生きた乳酸菌は、腸内で悪玉菌と戦い善玉菌を増やす役割を持っています。
 
 
ヨーグルトなどの動物性乳酸菌は、酸に弱く胃酸や胆汁によりほとんどが死滅する可能性が高いと言われています。
 
 
それに対し、キムチの植物乳酸菌は、酸に強く大腸まで届きやすく善玉菌を増やしてくれるというのです。
 
 
 
★キムチの凄いパワー

植物乳酸菌は生きたまま腸に届きやすく大腸を老けさせない!
 
 
 
より効率良くキムチの乳酸菌をとる方法とは?
 
 
キムチの乳酸菌がより多い状態なのは?
 
買ってすぐよりも、賞味期限ギリギリで食べた方がいいです。でも賞味期限が過ぎると餌がなくなり徐々に乳酸菌が減っていくそうですよ。
 
 
 
キムチはいつ食べるのが良い?
 
乳酸菌を効率良くとるには、朝よりも夜がいいようです。
 
 
昼間は腸内の運動が活発で乳酸菌はすぐに排出されるため、消化管の中に留まっている時間が短い、夜は睡眠などで腸内の運動が低下し、乳酸菌の滞在時間が長いためだそうです。
 
 
善玉菌が増えて腸内のバランスをとるには、朝食べるよりも夜の方が効果的であるということです。
 
 
 
キムチは1日どれ位食べたらいいの?

1日50g食べれば健康効果を維持できます。
 
 
 
キムチは乳酸菌以外の栄養素ってあるの?
 
発酵の過程で乳酸菌以外に食物繊維が入っている。
 
 
それ以外に発酵の過程で、ビタミンB群がたくさん出てきます。このビタミンBというのは糖質の代謝とか脂質の代謝に非常に重要な役割を果たしているので、食事と一緒に食べれる時には代謝が必ず食事には伴ってくるので、そういうところをアシストしているということですね。
 
 
 
より生きた乳酸菌を摂取できる食べ方は?
 
キムチ鍋にするよりも、キムチはそのまま食べる方がより生きた乳酸菌を摂ることができます。
 
 
乳酸菌は加熱すると死んでしまうそうです。
 
 
乳酸菌の適正温度は...

40℃....増殖しやすい
60℃....30分ほどで死滅
100℃....数秒で死滅

 
しかし、加熱により死んだ乳酸菌は腸内で善玉菌のエサとなって善玉菌を増やす効果があります。
  
  
  
キムチ鍋にオススメの具材は?
 
きのこです!
 
 
きのこには豊富に含まれる食物繊維があり、善玉菌のエサとなり働きを活発にさせます。
 
 
 
最新研究で発見!キムチの新たな乳酸菌とは?
 
 
日本の研究機関がキムチに含まれる新しい乳酸菌を発見しました。
 
 
それがキムチが持つ最強乳酸菌
ラクトバチルス・サケイHS-1 です。
 
 
この新しい乳酸は免疫を活性化してくれる働きが強く、なんとビフィズス菌の100倍!量にして100分の1の量で同じだけの免疫を活性化させる効果が期待できます。
 
 
免疫力とは体の外から侵入した細菌やウイルスを撃退する力のこと、この免疫力が下がると風邪や感染症にかかりやすくなるのですが、実は免疫力の低下する原因として腸内環境の乱れがあるとされており、腸内環境を整えるキムチと免疫力には密接な関係があるのです。
 
 
ラクトバチルス・サケイHS-1は死んでも免疫力を活性化させる力が期待出来ます。
 
 
 
焼肉とキムチの正しい食べ方
 
 
焼肉の時より胃に良い効果が期待出来るのはカクテキそれともオイキムチ?
 
 
カクテキ(大根)の辛み成分がポイント、辛味の成分スルフォラファンという成分が胃の中のピロリ菌を減らし、胃潰瘍・胃がんの予防が期待できます。
 
 
オイキムチの方も、きゅうりに含まれるカリウムも豊富なので、血圧を低下させる作用があるので、高血圧の方にはオイキムチがオススメです。
 
 
ケン二プキムチ(エゴマを漬けたキムチ)はβ-カロチンが豊富なので強い抗酸化作用に期待できます。
 
 
ヨングンキムチ(レンコンを漬けたキムチ)はビタミンC・ミネラルが豊富で疲労回復効果に期待できます。
 
 
焼肉の前にキムチを食べるのが医学的にオススメです。焼肉はカロリーが高いので消化吸収や代謝を良くするものを、最初に食べて負担を減らすということです。
 
 
 
キムチと相性の良い肉の種類は?
 
豚肉とキムチの相性が良い!
 
 
豚肉はビタミンB1が豊富、
他の肉と比べてみると...


豚肉(ロース):牛肉(サーロイン):鶏肉(もも)
  0.80mg  :  0.07mg   : 0.07mg

 
豚肉に含まれるビタミン B1と、キムチのにんにくに含まれるアリシンが結合すると、より吸収率の高いアリチアミンに変化し、よりビタミン B1の吸収率が上がるということです。
 
 
 
名医がオススメ!
キムチと一緒に食べるべき食材ベスト3

 
 
第3位:チーズ
 
キムチに不足しているタンパク質とカルシウムをチーズが補ってくれるそうです。このチーズとキムチを組み合わせると、栄養学的にも病気の予防になるそうですよ。
 
 
●キムチ×チーズ 簡単レシピ!
 
<サバとキムチのチーズ焼>
作り方:サバの缶詰にキムチとチーズをのせ、トースターで焦げ目がつくまで加熱するだけ。
 
 
 
第2位:海苔
 
海苔の水溶性食物繊維が乳酸菌のエサとなり働きを活性化してくれます。
 
 
●キムチ×海苔 簡単レシピ!
 
<海苔キムチ茶漬け>
作り方:お茶漬けにキムチをのせ、海苔を散らすだけ。
 
 
 
第1位:納豆
 
納豆にはオリゴ糖が含まれていて、これが乳酸菌のエサになります。納豆にはナットウキナーゼも含まれていて、心筋梗塞や脳卒中の原因となる血栓を溶かす効果が期待できます。
 
 
キムチには、にんにくに含まれるニオイ成分であるメチルアリルトリスルフィドが、血栓を作りにくくする効果が期待できます。
 
 
血栓が気になる人や、脳卒中・心筋梗塞の疑いのある人や動脈硬化が気になる人には、最強の組み合わせです!
 
 
●キムチ×納豆 簡単レシピ!
 
<キムチ納豆パスタ>
作り方:茹でたパスタに納豆とキムチを和えるだけ。
 
 

 
 
いかがでしたか?
 
 
キムチの凄いパワーを知って、私は毎晩キムチ納豆を食べるようになりました。
 
 
発酵食品の中でも優れた健康効果を持つキムチ!ぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。
 
 
 
参照動画:MIYAVI YAMAMURA さん
 
『林修の今でしょ講座 キムチ Kimuchi』